
本日は千葉県柏市にある柏ショールームにてお預かりの“ブラザー コンピュータミシン センシア20P”を修理しました。
担当は、ミシンショップタケダ修理センター一級縫製機械整備士の斉藤です。
今回の依頼内容は…
『糸調子不良……』
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お預かりの時の糸調子です。
生地の裏側の糸目は全体的に糸の締りがなく、所々ループ状になっておりました。
この様な場合には糸調子ダイヤルを調整しても解決しません。
各所のキズや針基線・針スキ等の故障が起きており、専門店にご相談する糸調子不良です。
今回の原因は針と押さえ・針板の隙間不良にありました。

針板と押さえの位置関係、針も押さえの縁に擦れるような状態でした。
この様な場合まず針板と押さえの位置関係の調整を行います。

ネジの奥にある金具によって押さえ棒と針棒を前後に動かすことができます。
針棒の位置は気にせず、針板と押さえの位置関係を調整します。

調整後、針棒(針)の位置がずれている場合には、こちらの穴の奥にあるネジで調整が必要になります。
今回はずれておりましたので調整が必要でした。

針板・押さえ・針棒の調整が完了いたしました。

糸調子も乱れることなく、きれいな縫い目に戻りました。
今回のようなズレの大きな原因としてはスペックオーバーの生地を縫ったとき等に起きやすくなります。
同じような症状にならない様、修理後は縫われる生地に注意が必要になります。
≪今回のミシン修理作業内容≫
メーカー|brother ブラザー
機種名・型番|センシア20P(コンピュータミシン)
故障内容|糸調子不良
修理箇所|押さえ棒位置調整・針スキ調整・その他メンテナンス
brother公式HPでも当店が紹介されてます。
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